2009年02月19日

そうじゃ吉備路マラソン その2

またまた,お待たせしすぎな泡るんです.

レポートお待たせして申し訳ありません.レースが終わり,「苦しくも楽しいレース」レポートを書きたいのは,スゴク山々なのですが…今週は,後輩君たちにとって最後の集大成なので,泡るん,"そんな彼らを見捨て仕事から早々に帰る"な〜んてわけにもいけません.

それでも,お待ちいただいている,皆さんにご心配おかけしました

さてさて,お詫びはこれくらいにして,そうじゃ吉備路マラソン その2行ってみましょう!

■ スタート直前

9:20頃には,開会式は終了し,10:00のスタート時刻も,徐々に迫ってきます.

お腹は相変わらずの調子ですが…とりあえず,お腹を下している時でも,水分補給を忘れてはいません

まず,VAAMを200mlほど飲んでおきます.朝食からもだいぶ経つので,180kcalのアミノバイタルゼリーも補給.

服装は,CW-Xの半袖,2XUコンプレッションロングタイツに着替えます.ウォーマー類はつけようかどうかスゴク悩みましたが,寒い上に,お腹も下しているので,体温調整も可能なアームウォーマと手袋を付けておきます.後ほどウォーマーを外すことを考えて,日焼け止めも忘れずに塗り塗りしておきます.ここまで,泡るんの服装は,冬に走ってきた格好とほぼ同じでした.まわりも,どちらかというと冬服が多かったように思います.

続いて,小型のポケット付きウエストベルトには,サプリメント類を突っ込みます.泡るん的定番は,小豆島での瀬戸内タートルフルの快走を支えた以下のセットです.

・PowerGEL×2(梅・バナナ味)
・アミノバイタルプロ×4袋

(※PowerGELは,GPS手配のお礼に,きよこさんから頂きました.ありがとうございますm(_ _)m)

スタートに向けて,いよいよ準備が整った〜!と思った矢先,またまたゴロゴロ….もうこの時点で4回目くらいです.あぅ〜.今回の逆境はちと厳しいぞ…

走る格好ができたら,ストレッチタイムです.今回は特に練習量が少ないので,入念にしっかりやりました

というのも,2月に入って走った距離は…21km
そうです.2月1日,Qちゃんがゲストで来ていた,丸亀国際ハーフマラソンです.さらに,1月の走行距離も,10kmの阿波市民マラソン大会入れても.約30kmほどで…本当思うように練習が全然できてないです

…冗談抜きでちょっとヤバイです.

不安な気持ちでのストレッチも終わり,15分前には,スタートラインへ.

予想に反して,思いのほか最前列は人が集まっていない.そのせいで,目立つのはいやながらも,前から2列目に入ってしまいました.「ちょっと…前すぎるよ〜」と思いながらも,前に来るほど気合いが入ります!…ああっ,結局,自分は意識せんでも,魂はアスリートなんやなという気がしました.

位置について,まわりを見渡すと,スタートゲートの左右には応援の人だかり.彼らの期待感とは逆に,嫌でもこちらは緊張してきます.

■ スタート〜10km

目の前をテレビカメラが何度も往復しながら,残り30秒のコール

….

”5(ごぉーっ!)”(どきどきっ!)
”4(よんっ!)”
”3(さんっ!)”(あとちょっと!)
”2(にぃっっ!)”
”1(いちっっ!)”(きたーっ!)

ぱーんっ!!!
スターゲートの下,広い4車線の道路を一斉にランナー集団が飛び出して,まずは,その道をま〜っすぐ進みます.

泡るんは,スタートしてすぐに,何十人のランナーに抜かれているものの…前方からスタートするのは,本当に気持ちいいっ!って感じていました.

最近は後ろ後ろからスタートする傾向でしたので,久しぶりの感覚ですっ!もちろんグロスとネットタイム差はありません.これでどちらを自己記録にするかの悩みからも開放されました.練習ができなかった分,序盤はレースを走れる喜びで,お腹のことも忘れ,本当に心の中は,ワクワク状態でした.

さて,ここで,吉備路のコースをちょっと紹介しておきましょう.

レースコースは,道が細く,舗装道路もあれば,公園の石を敷き詰めた通路もあり,クロスカントリーのコースも彷彿させてくれます.

大会のパンフレットにもその様子が….

kibiji_panf.jpg

多くを占めるのは平地ですが,所々急な丘陵があり,終盤は高台の団地に登ったりと,徳島マラソンに比べると,小豆島ほどではありませんが,コース設定は少々きつめです(よくは存じていませんが,復活前(以前)の大会コースとも異なっていたようです).

序盤は道幅も,他大会のそれとほとんど変わらず,ほぼ平坦な道が続きました.5km程走ると,気温も上がってきたので,アームウォーマを半分にたたみました.

この大会の距離表示は5km単位で,泡るんは,通常のストップウォッチ付き時計でペースを計りつつ,10km地点を46分で通過します.ここまでは,気持ちが乗った本当に順調な出だしです.

■ 10〜21km

中盤に入ってくると,史跡(古墳等)の周辺を走ります.それらのそばを通る際には,小刻みなアップダウンが加わってきます.さらに,5km超の道のりを1周回った後,同じ地点に戻るコースが含まれるため,また同じ所を通ると思うと,ちょっと気持ちが萎えますorz.

唯一楽しみなのは,5重の塔付近でのアマチュアカメラマンの大集団でしょうか.

細い道で応援しながら,しっかり撮影してくれます.

史跡とランナーの組み合わせ

カメラマンからしてみれば,おもしろい被写体なのでしょう.

泡るんもしっかり撮られていました

kibiji_player_00003.png

この辺で,コース変化が加わり始めたのもそうですが,日差しを遮る物がいっさいなく気温が急上昇しました.上の写真にもありますが,アームウォーマをめいいっぱいたたみ,リストバンド状態でした.手袋も除けば,泡るんの夏服装とかわらないですが,汗が流れて,流れて,いつまで経っても止まりません.お腹も下し,元々水分が少ない状態が原因してか,頭痛もし始め,自己防衛反応的に「脱水状態かな?〜」とも思い始めました.10kmまでの喜びの気持ちは何処に行ったのやら,かなり弱気になりはじめました

唯一救いだったのは,周りの人もかなり暑い様子で,15〜20kmになってくると,ちらほら歩いている人が出始めました.自分だけでないんやなと思いつつ…負けずに,他人を反面教師にして我慢我慢のレース展開です.

その分,5kmごとに設置されているエイドでの水分補給と,サプリの補給だけはしっかりとりました.

@5km アミノ
@10km アミノ
@15km GEL
@20km アミノ
@25km GEL
@30km アミノ

練習時に自分のサプリ相性を考え,この組み合わせを吉備路で実行しました.

ただ困ったことに,泡るんの見落としもあるかもしれませんが,エイドに塩がないのです.嘘や〜んと思いながら,スポーツドリンクから少量の塩をとるしかないな…と梅干しを含めた固形物から塩をとることを諦めました.

暑さに苦しみながらも,折り返し地点(21km)を1時間36分で通過します.

■ 21〜30km

13時が近づきいよいよ暑くなり,頭がぼーっとしてます.泡るんの傍を走るランナーも固定化され,泡るんは,そういうランナーの背中を追うだけになりはじめます.

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ちょっと悲しいのは,今まで答えていた応援にも答えられなくなってくる点です.意識的な余裕が全くありません「まだまだ4分/km台やで〜3時間前半いけるいける!」っていう応援と,とにかく暑い,暑いという意識,トイレに行きたいという生理欲求しか,今は残っていません.おかげで,この区間タイムを測り忘れていました(^^;

ここまで,目標タイムも「3時間半,いけたらいいなぁ〜」ぐらいの感覚.3連星,篠山に向けて,少なくとも4時間台で完走するのが大前提.自分の記録目標については,他人扱いです(しんどいし…).

30〜35km

30km付近からの数kmは,ランナーが走る道沿いに高架が続き,本日初めての日影区間が出現.この辺で,お腹もちょっと耐えられなくなってきたので,トイレに立ち寄ります.お腹のおかげで,もぅ,するめになりそうなくらい精神的にも,肉体的にも萎んでいます….
ここまで水分に苦しむレース展開は初めてです

高架も終わる頃,高台の運動公園に向けて登り始めます.このあたりから脚が攣りそうな衝撃がじわじわ来ます

水分,塩,練習,これらの要素が現状全部足りていないので,終盤の脚攣りは覚悟決めてやる!なんでもこい〜!という感じでした.

さらに,この周辺でも歩いている人見る度に,泡るんお得意の反面教師作戦で,「これは,かなり死ねる逆境や〜.ふふふ.これは耐えたら大したマゾや!」っていうちょっと危ない思考で,心細いモチベーションつなぎます(いつもは,泡るんこんな思考じゃないですよ…勘違いしないで下さいね〜退かないで下さいね〜(^^;)).

35km〜ゴール
35km地点は,高台の運動公園に入り,400mのトラックをぐるっと回ります.泡るんとしては,「ここをゴールにしてくれないかな〜」と正直思いました.他の選手もそうではないでしょうか?

ただ,華やかなゴールではないのに,競技場のトラック周辺には応援の人が大勢いるんです.そして大きな声援自然と応援のありがたさで,目に涙が浮かんできます

35kmのタイムは,2時間40分.トラック途中のエイドに立ち寄り,中盤の応援の言葉を思い出しつつ,顔を洗って,目標を据えようと決めました

『3時間半』

「脚が正直きついけど,三連星の先頭だけど,そんなこと関係なく,気持ちで目指してやっか!」

そこから高台の団地からの下りは,本当に,この日一番,ここ最近の参加フルマラソンでも類を見ない,地獄でした…

脚が攣っては,ひたすら治らない脚をストレッチして,走り出す.その繰り返しです.

またトイレにも寄りました.

最後の約7kmの間,ジョギングペースの6分/kmが全く切れません

下りと平地が,何でこんなに苦しいんやろう,と思いながら,もぅマゾ的チャレンジ精神も枯れ果てて

3時間半への道のりの逆算だけが,心の友です.「3時間28分,いや3時間29分かな.たぶんギリギリやな.」と思いつつ,腕時計は見ずに,脚だけ動かすことを,最優先に意識します.


…意識の中では,どれほどの時間が経ったか分かりませんが,どんどんゴールに近付いていことは間違いないと思い,自分を慰めます.


そして,数時間ほど前までいた,スポーツセンターの屋根が見えた瞬間,脚の動かす早さは変わりませんが,自然と笑顔がこぼれてきます

オールスポーツのカメラマンさんも発見.周りは自分しかいないので,泡るんも,色んなポーズで答えます

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カメラの連射もありますが,なんと9枚も撮ってくれました.暑い中,カメラマンさんも手も振って応援してくれてました.ありがとうございます.

いよいよゴールゲートが近づいてくると,もうサングラスの下は涙.涙.最後は自然にでた,両手でガッツポーズで締めくくり.

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なんて,死にそうなくらい,しんどくて…,でも,なんて楽しいマラソンだったんだろうと,ゲートを通過する際,ふと冷静に思いました.

kibiji_09_time.jpg

3時間25分29秒 のレースが終わりました.

ゴール後

ゴールした後は,ひたすら水が欲しいでした.
会場内での給水は,今でも鮮明に覚えています.コップで水は3杯スポーツドリンク4杯しょうが入り甘酒7杯,自分で持っていたVAAM 計800ml
その日は寝るまでトイレに行きませんでしたから,よっぽど水分が落ちてたんでしょうね…全部足すと…3リットル弱くらいでしょうか〜.

服は塩.塩,塩だらけです.

終わって更衣室に戻った直後.
kibiji_salt2.jpg

家でじっくり見てみると両脇は下まで色が白い・・・
kibiji_salt.jpg

自分でも分かる,あまりの衰弱っぷりに,甘酒接待テントで,頭を下げて,スタッフ用のイスに座らせてもらいました(運動後の給水で,甘酒が多いのもそのためですが).

座ってから気付いたのですが,両手の手の指がびりびり痺れてます.よくアンデルセンにならなかったもんや…無茶したな〜というのが今の正直な感想です.会場付近で救急車両のサイレンなる度に,怖くなり,反省してました.

そんな疲労の中でも,甘酒スタッフのおばちゃんたちは,本当にやさしくて,「兄ちゃん,塩あるよ〜」「パンフで見た徳島から来た7人のうちの1人なん?」「徳島は薬王寺にいったけどみんな優しいね〜」と気さくに話してくれる上に,動けない自分に,飲み物や食べ物を色々持ってきてくれます

それと嬉しかったのは,スタッフテント側から見るランナーの笑顔.脚引きずってても,おばちゃんが話しかけるとみんな笑顔です

特に嬉しそうに飛び込んで来た人がいました.泡るんも「お疲れ様」と声をかけさせていただくと,話がどんどん弾み,来訪元の話題で「徳島からです」と泡るんが言うと,「来週,風流行くから宜しくお願いします.」って言ってくれました.

いや〜,こういう瞬間ってスゴク嬉しいですよね.初めての土地でにわかに仲良くなった方が,今度は,遠い我がホーム「徳島」へ来てくれるなんて.しかも,海部川という地元の端まで来てくれるなんて.レースって,自分の鍛錬の場だけではなくて,こういう社交的楽しみ方もあるんやなって,再認識しました.だから泡るんは,1人で岡山に行っても,全然寂しくありませんでした

しばらくすると,ちょっと元気が出てきて,帰りの便のことが浮かび始めます.本当に名残惜しいのですが,おばちゃんたちに感謝,そして別れのご挨拶.「来年もこのテントにおるよ」「兄ちゃんの名前憶えとくから」もう,もったいない言葉ばかりです.「来年来るときは,絶対徳島のお土産もってくるんけん」って言いました.

反省点は山積み,練習の不足,直前の調整…そのせいで,死ぬほど苦しかったけど,良い大会だった来年も絶対来たい.そう胸がはれる,今回の旅でした.帰りのJRも長旅でしたが,あとはひたすら寝てただけなので,吉備路レポートはここまでおしまいです.

kibji_train8.jpg

海部川風流に向けて,また再出発します.

posted by 泡るん at 01:39 | Comment(4) | TrackBack(0) | ランニング(大会)
この記事へのコメント
コメント from 「 チャリ君 」さん
苦しくて楽しかったレース、お疲れ様。
読んでて思ったけど、無茶したんやなぁ。日曜日暑かったもんね。
けど、体調も悪かった中、無事にゴール出来て本当によかった。
最後のゴールシーンはうるっと来たよ。
あと2日で海部やね。もう疲労は抜けたでしょうか?
会場でお会い出来るのを楽しみにしています。
2009年02月20日 09:47

■ チャリ君へ

岡山への移動中,応援メッセージありがとうございました.

この時期のあの暑さはインチキです.完走証にある気温,いつの時間なのか…かなり疑ってます.ということで気象庁で調べたら19度近くなってました!暑いわけです….

ゴールシーンは自分で回想してもうるっときますね.頑張りすぎて,海部川がちょっと心配ですが….

会場でお会いできるのホンマに楽しみです〜!当日は,頑張りましょう!
2009年02月20日 13:23
コメント from 「 ケン 」さん
お疲れ様です!

フルマラソンって凄いんですねw
明日が初体験なので
どきどきですが、完走目指して
頑張ります!!
明日よろしくお願いします☆
2009年02月21日 13:57

■ ケンさんへ

普通は,ここまでスゴクないのでご安心を(笑
危険ですので,マネは絶対にしないで下さい(^^;

ケンさんが初フルマラソンだったとは!(^^)
すみません今気づきました(汗

こちらこそ明日はヨロシクお願いします!
写真と同じような格好でおりますので〜.
2009年02月21日 14:07
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